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トピックス

上記の活動目標に沿って近年実施された顕著な活動は以下の通りである。

ラオス国ルアンパバーンに世界遺産登録15週年記念式典で東工大に勲章授与

2010年12月、ラオス国ルアンパバーン世界遺産登録15周年記念式典で、東京工業大学はラオス国より労働勲章(Labor Medal)が授与された。本勲章授与は、フランス開発銀行、フランスシノン市と並び、日本の大学へのラオス国からの初の勲章授与である。本学を代表して、学術国際情報センター山口しのぶ教授は「Introduction of GIS (Geographical Information System) for Sustainable Heritage Management of Luang Prabang, Lao P.D.R.(持続可能な世界遺産管理のための地理情報システム導入)」と題した講演を行った。講演では、GISを用いた建築物の街並みの比較報告及び分析、世界遺産データベースシステムの構築及び管理など、これまでDPLと協働で実施してきた活動が紹介された。調査結果から 1)観光者向け建築物の増加傾向及び住宅の減少傾向 2)ラオス伝統的構造の建築物増加とベトナム様式などの減少 3)伝統的な建築材料の使用減少 が報告され、今後、現地機関及び建物所有者との詳細な議論及び分析を継続していくと結論づけた。ラオス国副首相主催の15周年式典では、これまでの東工大のルアンパバーンでの活動の貢献を讃え、ラオス国政府から東京工業大学に勲章(Labor Medal)と感謝状が贈呈された。


州知事から東工大に勲章と感謝状の贈呈

世界遺産登録15周年記念シンポジウム

モンゴル国名誉教育賞受賞

基礎教育のアクセスの拡大は国連ミレニアム開発目標において重要項目とされており途上国が真剣に取り組んでいる課題である。東京工業大学は、2004年より学術国際情報センター山口しのぶ教授と理工学研究科国際開発工学専攻高田教授を中心として、モンゴル教育科学省との連携のもと、情報技術を駆使した教育機会の提供・教育の質の向上を目指し、共同研究および協働プロジェクトを実施している。2012年9には、JICA草の根技術協力事業草の根パートナー型プロジェクト 「モンゴルにおける地方小学校教員の質の向上-地域性に即したICTを活用した教材開発を通じて」の開始に際し、Gantumurモンゴル教育科学省大臣より、これまでのモンゴル国の教育分野における東工大の貢献に対する感謝状(Letter of appreciation to Tokyo Institute of Technology)が授与された。また、1993年よりモンゴル国において教育開発プロジェクトに携わって来た本学山口しのぶ教授に対して教育名誉勲 章(Honored Worker of the Education Sector)が授与された。


モンゴル教育文化科学省大臣と共に

賞を記念して本学三島学長と

チュラロンコン大学との国際共同研究に基づたタイ国の津波警報システム開発

タイ国チュラロンコン大学工学部との部局間国際交流協定の下(2007年6月20日締結済),TSUBAMEを利用した国際協同研究とし,並列処理技術を用いた地震による津波のシミュレーション(Simulation of Tsunamis Generated by Earthquakes using Parallel Computing Technique)の研究課題に取り組んだ。研究開発は2007~2009にかけて,これまで下記の通り,タイ国現地メディアに大きく取り上げられた。
タイ国チャンネル9ニュースでは,東京工業大学およびThai National Grid Centerとの連携に基づいて,チュラロンコン大学が津波警報システムを構築し,津波災害予測計算の時間を短縮させるため,高性能コンピュータで津波警報システム開発を進めていると取り上げられた(平成20年6月21日19:30~19:32ニュース放送)。また、現地新聞Bangkok Biz NewsのScitechでは,チュラロンコン大学が地震によって引き起こされる津波予測を海岸線到着前40分間で分析できる災害警報システム開発に成功し,ThaiGridおよび東京工業大学との研究協力のもとTSUBAMEを使用したと発表した。(平成20年6月12日9ページ)


チュラロンコーン大学による南シナ海における津波シミュレーションの計算結果

ウェブポータル上の津波データベース検索システム
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