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「第3回 クラスタシステム上での並列プログラミングコンテスト」開催のお知らせ

2010.11.24

PCクラスタコンソーシアムと筑波大学、東京大学、東京工業大学、京都大学の各基盤センターとが主催する、 PCクラスタ上の並列プログラミングコンテストを開催します。今回は、PCクラスタ上の最先端の並列プログラミング言語XcalableMP、数値計算ライブラリXabclib/OpenATLib、ジョブスクリプト言語Xcryptを用いた課題を設定しました。これら処理系は、「e-サイエンス実現のためのシステム統合・連携ソフトウェアの研究開発」(略称e-サイエンス)プログラムで開発されているものです。

公式ホームページ
https://www2.cc.u-tokyo.ac.jp/procon2010/

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参加資格
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外国籍の者を含む、日本国内の大学に在学中の学生(予選、本選時に在籍していること)表彰式に参加可能であること。

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並列プログラミングコンテストの概要
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スケジュール:
12月10日(金) 登録締め切り
3月18日(金) 提出締め切り
3月21日(月)~3月25日(金) コンテスト(提出課題の審査)期間
5月25日(水)~27日(金) 優秀者表彰 SACSIS2011@秋葉原、併設のPCクラスタワ-クショップの場で表彰(副賞あり)

主催:
PCクラスタコンソーシアム、
筑波大学計算科学センター、東京大学情報基盤センター、
京都大学情報メディアセンター、東京工業大学学術国際情報センター

以下の3課題でコンテストを行います。コンテストの詳細は今後以下のURLでアナウンスします。
https://www2.cc.u-tokyo.ac.jp/procon2010/

課題名: XcalableMPによる並列数値計算プログラミング

* 概要:疎行列アルゴリズムや固有値アルゴリズムなど、ある並列数値計算アルゴリズムの範囲を指定して、並列プログラミング言語XcalableMPによる並列ソフトウエアの作品を募集します。XcalableMPは、並列分散メモリ向けの並列プログラミング言語で、グローバルビューでの並列プログラミングのための言語拡張を、既存のCやFortranを指示文でサポートした言語です。これに加えて、低レベルのサポートとして、Co-array機能によるリモートメモリアクセスやMPIやOpenMPとの混在プログラミングも可能です。なお、審査については、実行時間、記述のエレガントさ、などの基準に基づいて評価します。

課題名: XabclibおよびOpenATLibによる数値計算プログラミング

* 概要:自動チューニング機能付き数値計算ライブラリXabclib、または、自動チューニング機能インターフェースOpenATLibを用いた、数値計算ソフトウェアの作品を募集します。Xabclibの利用によるプログラミングは、数値シミュレーションを行うアプリケーション開発者を想定しています。OpenATLibの利用によるプログラミングは、ユーザがすでに作成した自動チューニング機能の無い数値計算プログラムに対し、たとえば、OpenATLibが提供するリスタート周期調整や疎行列-ベクトル積のルーチンを利用し、新規の自動チューニング機能付き数値計算ライブラリを開発することが想定されます。XabclibやOpenATLibを利用することで、ユーザが所有するプログラムの高性能化の度合い(たとえば、実行時間の減少や解の高精度化)、または、コーディング量の減少の度合い、を審査基準とします。

課題名: XcryptによるHPL最適性能パラメータ探索

* 概要: High-Performance Linpack Benchmark (HPL)は広く用いられている分散並列計算環境用のベンチマークの一つです。HPLには多くのコンパイル時性能パラメータが存在し、その最適な値は環境や問題サイズによって異なります。探索空間が膨大なので、最適な値を求めるために全ての割り当てを試すことは現実的に不可能であり、適当に枝刈りをしながら探索を行う必要があります。バッチスケジューラ環境でそのような探索を自動的に行うXcryptスクリプトの作成をコンテストの課題とします。XcryptはPerlベースのスクリプト言語で、ジョブ投入を(非同期の)手続き呼び出しとして書くことができます。制限時間内にスクリプトが発見したHPLの最短実行時間や探索アルゴリズムの洗練度を審査基準とします。

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