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TSUBAME2.0 今後の縮退運転について

2011.04.08
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TSUBAME2.0 今後の縮退運転について
東京工業大学 学術国際情報センター
2011年4月6 日

東京電力の計画停電の回数が4月に入りかなり少なくなってはきましたが、やはり電力事情が厳しい状況が続き、また冷房の夏には何らかの節電措置が必要との状況も報告され、東工大も夏季に授業をしないような授業スケジュールを組んでおります。
 昨年運用を開始し、かつ運用スパコンとしては電力性能が世界最高であると認定されたTSUBAME2.0も、現状の節電要請に対し協力をしております。しかしながら、単純な縮退節電ではユーザの必要性を満たしているとは言い難く、皆さまの研究に支障をきたさせているのも事実であります。
そこで今後必要なのはTSUBAME2.0が高いレベルで達成済みの「省エネ」ではなく「電力の消費ピークを抑える節電」あるいは「ピークシフト」であるとみなし、今後の運用計画を準備しております。縮退運転の最新の詳細は TSUBAME計算サービス お知らせ(http://tsubame.gsic.titech.ac.jp/announcements)をご覧いただければ幸いですが、概ね以下のようなポリシーになります:

1. 計画停電が必要となくなった時点で、通常運用を再開し、その後節電が必要になったら下記の「ピークシフト運用」を行う。
2. 「ピークシフト運用」では、電力条件が厳しく節電の必要な平日の昼間は縮退運転し、電力条件が緩い平日の夜及び週末はフル運転を行う。
3. 縮退運転の度合いはGSICに対する本学の節電の度合いを満たすように決定・調整を行う。ただし、GSICはネットワークやホスティング等のTSUBAME2.0以外の機器も多く、かつTSUBAME2.0自身も電力消費の固定部分があるので、それらも加味したものになる。現状ではGSIC全体で50%という大幅な削減要請がきており、それによるとTSUBAME2.0の計算ノードは30%程度の稼働となる。(ちなみに東大では情報基盤センターのスパコンに対し高々30%の電力削減)
4. 縮退運転中は、一日の境界を超えて継続的に長く動かなくてはならないジョブと、高並列だが比較的短時間で終わる、あるいは実行中断が可能であるジョブを分けて共存させるようなバッチキュー構成にする。
5. 現状で上記が可能になるようなバッチキュー等の改修を行っているが、4月中には間に合わないので、「ピークシフト運用」の開始は夏季の節電時からになる予定である。

今後「ピークシフト」が我が国の経済を維持し、それによって復興を助け、かつ夏季の熱中症などの健康被害を防ぐ切り札になることと存じます。GSICとしては本学が理工学の最高学府としてピークシフトの社会的重要性を強くうたう事に協力していく所存です。

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