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2013年10月17日

学術国際情報センター・ユネスコEducation Research Institutes Network (ERI-Net)共催国際シンポジウム


2013年10月17日~19日、タイ・バンコクにおいてユネスコ教育アジア太平洋地域事務所(ユネスコバンコク事務所)主催によるEducation Research Institute Network (ERI-Net) 年次会議が東京工業大学学術国際情報センター共済、及び韓国信託基金の支援を基に開催された。2009年に設立されたERI-Netは現在23カ国29の大学および研究機関をメンバーとしており、毎年地域レベルでの教育政策の合同研究を行なっている。
「教育政策へのNon-cognitive(非認知スキル)の導入」をテーマに、10カ国・地域(インド、オーストラリア、韓国、シンガポール、タイ、香港、フィリピン、マレーシア、モンゴル、日本)での 研究が発表された。ソフトスキルとも呼ばれる「非認知スキル‐non-cognitive skills」は創造力やコミュニケーション能力、批判的能力や倫理観など多様な能力に代表され、このような能力を教育の現場で育むことの重要性は各国で認識されているものの、各国でその実現に苦慮している状況が浮き彫りとなった。主な点として、適切な教員訓練・サポート、教材の不足、非認知スキルへの理解醸成の必然性、適切な評価方法の必要性などが挙げられた。本学からは、山口しのぶ教授と小野寺純子研究員、黒川美穂子研究員が日本における「生きる力」に基づく新学習指導要領について発表した。その中で、日本の研究開発校における実践事例を提示し、参加者からは、興味深い指導例として受け止められた。また、各国の専門家間の議論の中で「非認知スキル」として紹介されている内容が、知識やスキルを超えて個人の行動特性や能力を含みうるという考え方から、より広範で多義な用語として「transversal competencies」という新しい語の適用が提案されるなど、Non-cognitive skills (非認知スキル)または「transversal competencies」を重視したアジア太平洋地域からの多様な教育政策の経験の発信についても活発な意見交換が行われた。最終日には2009年以来拡大を続けて来たERI-Netの研究ネットワークとしての運営をさらに強固なものとするためにステアリンググループの第1回会合が行われた。学術国際情報センターの山口しのぶは、ステアリンググループのメンバーの一人として同会合に参加し、ERI-Netにおける官民連携強化の必要性をメンバーに提言し、平成26年度文部科学省政府開発援助ユネスコ活動補助金の獲得につなげた。

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ERI-net Meeting at UNESCO Bangkok


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