SuperCon'95 予選結果 参加者募集はマスメディアへの募集記事の掲載と高等学校、高等工業専門学校宛のダイレクトメール によって行ったが、マスメディアに掲載された記事を見て一般からの問い合わせが少なからずあり、 この手の行事に対する社会の興味の強さにSuperCon'96実行委員会一同、意を強くした次第である (ただしこれらの問い合わせへの対応に時間をとられたことも事実であるが)。 さらに、本年のスーパーコンピュータコンテストではインターネットを経由して広く世界中の高校生 にも参加を呼びかけることとした。海外の高校生にネットワークを経由して本学のスーパーコンピュー タを使わせるためにはセキュリティの問題が常につきまとうが、今回はSecureIDCardと呼ばれるワンタ イムパスワードシステムを利用することを試みた。この呼びかけに対して海外から3組が参加を表明し てくれ、国内からの54組とあわせて57組に対してコンテスト課題を送付した。 予選通過チーム(アイウエオ順) チーム名 学校名 apcc 麻布高等学校 att 長岡高等学校 core 本郷高等学校 F. Maxim 海外からの個人参加 kitsune 桐朋高等学校 nada-a 灘高等学校 nada-b 灘高等学校 nct 沼津工業高等専門学校 sakugami 東工大付属工業高等学校 tanuki 桐朋高等学校 wasky 岡山高等学校 yotonkai 関西大学第一高等学校 審査方法について この手のコンテストでは、コンテストの主旨に照らしても、課題が重要な意味を持つことは言うまでも ない。予選問題は、参加者のアルゴリズムを含めたプログラミング能力を見ることが目的であるため、 パソコン上で計算できる課題(ln π(円周率πの自然対数)を1500桁計算する)とし、計算結果が 正確で、同じ計算機上で実行したときの計算時間が速いものを11組(海外からの参加チーム1組を含む) 選定した。さらに、昨年度、予選課題解答のアルゴリズムがユニークであったチームが本選課題に対し てめざましい成果を残したことを踏まえて、本年度も予選課題に対して解答を寄せたチームのなかから、 計算速度には目をつぶって、結果が正確でかつ他とは異なる解き方をしているもの1組を予選通過チーム に加えている。