■趣旨

　平成１９年から始まった文部科学省の先端研究施設共用イノベーション創出事業【産業戦略利用】は、今年２１年４月より『先端研究施設共用促進事業』に移行しました。本事業では先端的な研究開発施設等の共用を促進することにより、独創的・先端的な基礎研究からイノベーション創出に至るまでの科学技術活動全般の高度化および国の研究開発投資の効率化を図ることを目的としています。
　東京工業大学の『みんなのスパコン』TSUBAMEによるペタスケールへの飛翔では、本事業を通じて、産学官の研究者による戦略的かつ効率的な研究開発や、研究機関や研究分野を越えた横断的な研究開発活動を推進することにより、継続的に産学官の知の融合によるイノベーションを加速していくことを目指します。

■シンポジウム開催報告

　『先端研究施設共用イノベーション創出事業【産業戦略利用】成果報告会 ならびに 先端研究施設共用促進事業シンポジウム』を平成２１年６月２５日（木）東京工業大学ディジタル多目的ホールにて開催いたしました。今回のシンポジウムでは、平成２０年度採択課題を代表して２課題から中間報告ならびに成果報告をしていただくとともに、新たな補助制度としての先端研究施設共用促進事業の紹介、外部利用制度はどうあるべきかのパネルディスカッションを行いました。当日は約１００名のご参加をいただきまことにありがとうございました。