HPCI にて複数課題に参加されている場合でも、TSUBAME4.0 のローカルアカウントは1つのみ発行されます。その場合に複数の課題毎に割り当てられた計算機資源は、以下で説明する TSUBAMEグループ により使い分け可能です。
なお利用の詳細については、マニュアル・FAQ をご参照ください。
TSUBAMEグループ とは
- TSUBAMEグループは課題毎に設定される文字列(HPCI/JHPCNの採択課題では初回採択課題番号)の名前を持つグループです。複数課題に参加している場合、TSUBAME4.0 のローカルアカウントは参加課題数分のTSUBAMEグループに所属します。
- TSUBAMEグループの名前
TSUBAME4.0 にログイン後、id コマンドにて確認できます。所属するTSUBAMEグループ名は、HPCI/JHPCNの採択課題では初回採択課題番号になります。
複数課題で使い分ける計算機資源
- TSUBAMEポイント
TSUBAMEグループ毎にジョブ投入可能時間を管理します。残りジョブ投入可能時間は以下のコマンドにてご確認いただけます。TSUBAMEポータルでも確認可能です。
$ t4-user-info group point
ジョブ投入時には、qsub コマンドの -g オプションで利用するTSUBAMEグループを指定するか、newgrp コマンドで予めTSUBAMEグループを指定してください。
- グループディスクの利用
TSUBAME4.0 のローカルストレージの計算機資源が配分されている課題はホームディレクトリ以外にグループディスクを利用可能です。利用可能なグループディスクの容量は、以下のコマンドにて確認できます。
$ t4-user-info disk group
グループディスクの path は以下のどちらかになります。
/gs/bs/<TSUBAMEグループ名>/
/gs/fs/<TSUBAMEグループ名>/
グループディスクは課題参加者全員で共用しますので、各ユーザ毎や利用目的毎にサブディレクトリを作成することをお勧めします。
また TSUBAME4.0 ではジョブ投入時により高速/大容量なローカルスクラッチ領域/共有スクラッチ領域をご利用いただくこともできます。
複数課題で共通の計算機資源
- ホームディレクトリ
1つのローカルアカウントに対して、25GB の割当があります。参加課題数に依りません。利用中のホームディレクトリの容量は次のコマンドにて確認できます。
$ du -sh ~