日本生物物理学会は,2005年度より,年会において生物物理学の発展に貢献しうる優秀な一般演題を発表した若手会員に対し「日本生物物理学会若手奨励賞」を贈呈しています(5名以内).2007年12月21日から23日までパシフィコ横浜にて開催された,第45回日本生物物理学会において,小池亮太郎 産学官連携研究員は本年度の受賞者となりました.
小池亮太郎 東京工業大学 学術国際情報センター 産学官連携研究員
「確率的アライメントによるプロファイル-プロファイル法の性能向上」
現在最も精度が高く,微弱なホモロジー検出法として利用されている,プロファイル―プロファイル比較法に確率的アライメントを導入することで,より高い精度が得られることを検証した.また,その理由は擬陽性判定能が向上すること,擬陽性の出現はプロファイルの複雑性に関連することを示した.この方法はタンパク質の構造予測などへの適用が期待される.