米国レノにて2007年11月10日から16日まで開催されたInternational Conference on High Performance Computing, Networking, Storage and Analysis (SC07) において、第30回 Top500 ® (http://www.top500.org/list/2007/11/100) リストが発表されました。
東京工業大学スーパコンピューティングキャンパスグリッド基盤システム(TSUBAME Grid Cluster, TSUBAME)は、ClearSpeed Advance Accelerator Cardを増強および産学共同のアクセラレータ高効率利用研究開発の結果、前回の 48.88TFlops (1TFlops = 1秒間に1兆回の浮動小数点演算) から、56.43TFlops と7.55TeraFlops の性能向上を果たし,4期連続で日本1位の座を獲得しました。また、総合順位でも16位と健闘しました。
2006年6月発表の第27回 Top500でTSUBAMEは38.18TFlopsで7位でしたが、その後、絶え間なく利用技術向上並びに設備増強を実施し、 18.25TFlops(当初比148%)の性能向上を実現しました。これまでの性能向上がなされなければ今回の第30回 Top500では28位に後退しているところを16位に踏みとどまらせております。
東京工業大学では,今後ともTSUBAMEを「みんなのスパコン」としてその性能を広く提供し、世界に互するスーパコンピュータの性能向上の研究開発及びインフラ整備を継続する所存です。