東京工業大学 学術国際情報センターと、同センターのスーパーコンピュータTSUBAME2.0は、米国シアトルで開催されている ACM/IEEE Supercomputing 2011国際会議において、スパコンやハイパフォーマンスコンピューティング(High Performance Computing, HPC)業界における最大のオンライン専門誌であるHPC Wireが毎年授与する編集者賞(Editors’ Choice Awards)と読者賞(Readers’ Choice Awards)のうち、合計3賞を受賞いたしました。2011年11月14日(月)に催された恒例のレセプションにおいて各賞がアナウンスされ、同時にHPCwireのウェブサイト www.HPCwire.com に掲載されました。東京工業大学のTSUBAME2.0は、以下の栄冠に輝きました。
TSUBAME2.0における各組織(順不同)
(TSUBAME 2.0 project in collaboration with the Tokyo Institute of Technology, DataDirect Networks, Mellanox/Voltaire, NEC, NVIDIA, Intel, Microsoft, and Hewlett-Packard)
東京工業大学 TSUBAME2.0
東京工業大学 TSUBAME2.0
HPCwire誌の読者賞は、世界中の読者によるオンラインの投票によって決定され、HPCwire誌の編集者賞は、HPCwire誌の編集者とHPC業界の著名者によって構成される選考委員会の厳正なる審議によって決定されます。賞は毎年ACM/IEEE Supercomputing国際会議の会場で授与され、HPCコミュニティから栄誉ある賞として高い評価を受けております。
今回の受賞では、企業との高いレベルでのコラボレーションにより実現したTSUBAME2.0の共同研究開発と、運用スパコンとしては二期連続で性能電力比が世界一(The Green 500リスト, www.green500.org)となったことが高く評価されました。これは、東京工業大学において世界をリードするスパコンの研究開発が行われていることを示すものです。
HPCwireの出版代表者のTom Tabor氏からも次のメッセージをいただきました。「HPCwireの読者はHPCコミュニティの中でも最も質が高く、これらの賞は、その購読層が毎年世界中のHPC業界の中で最もインパクトのある業績を達成したとみなした会社や組織に送られます。おめでとうございます。」