学術国際情報センターは、工学部・生命理工学部・フロンティア創造研究センターとの共同により、2005年5月9日より学内の教育・研究環境の拡充のためキャンパス無線LAN環境を拡張し、「キャンパス公衆ネットワーク」の運用を開始します。キャンパス公衆ネットワークのコンセプトは
・わかりやすい
・スケーラブル
・高信頼
・セキュア
です。これにより、大学内のさまざまな場所で学習情報へのアクセスが可能となります。
当初学部生向けのサービスとして開始し、2005年6月15日には大学院生・教職員向けに拡張いたしました。学部生のアカウントは学術国際情報センターの情報教育用計算機システムのものを使い、教職員・大学院学生については、研究用計算機システムのものを使います。認証方式は、学術国際情報センターの独自開発によるウェブキャプティブポータルとユーザ単位のMACアドレス認証の複合方式といたします。無線LAN接続時にウェブブラウザからユーザ名とパスワードを入力し、そのユーザのMACアドレスの認証を経て利用するものです。特殊なソフトウェアを利用しないことから、誰にでも使いやすい利用環境を提供いたします。
スケーラブルで管理可能なシステムを実現するため、米国Aruba社製無線LANシステムを採用いたしました。これによって今後のさまざまな増設要求に対応いたします。Aruba社製無線LANシステムは中央制御型の無線LANシステムで、無線LANスイッチと呼ばれる装置を中央におき、すべてのアクセスポイントは無線LANスイッチによって集中管理されます。具体的には、チャネル・送信電力、セキュリティ設定などの詳細な設定はすべて無線LANスイッチから行います。
高信頼なシステムを実現するため、すべての設備を二重化して構成し、単一点障害を避けます。
セキュアなシステムとするため、学内ネットワーク(Titanet)とは独立して運用し、Titanetとの境界にイスラエルRadware社製セキュリティゲートウェイ装置を導入します。これにより、電子メール、ウェブアプリケーション等のセキュリティを提供し、サービス妨害等の攻撃を防御いたします。
アクセスポイントは、食堂、ロビー等のオープンスペースおよび、講義室、端末室等の教育用スペースなどに設置いたします。当初配置するアクセスポイントの個数は、大岡山キャンパスにおいて162個、すずかけ台キャンパスにおいて68個になります。
各室の利用方法について、詳しくはこちらをご覧下さい。
大岡山キャンパス | |
建物名 | 部屋名 |
本館 | GF食堂、2F工学部長室前、3階392リフレッシュルーム |
百年記念間 | 1F展示室、1Fロビー、2F会議室、2Fすずかけ台教官控え室 |
3Fフェライト記念会議室、3F談話室、3F土光記念応接室 | |
大学食堂 | 1F・2F食堂 |
国際交流会館本館 | 1F多目的ホール、1Fロビー |
学術国際情報センター(情報棟) | 1F・2F |
情報ネットワーク演習棟 | 1F演習室 |
南1号館 | 1F・2Fリフレッシュルーム、S121, S123, S125, S126講義室 |
南2号館 | 3F電子工学実験室、S221, S222, S223, S224講義室 |
1Fもの造りセンター | |
南3号館 | 1F電気工学実験室、1F高電圧実験室 |
S321, S322, S323講義室 | |
南6号館 | 1F学生室 |
南7号館 | 1階展示コーナー |
南8号館 | 1F,3F,5Fリフレッシュルーム、6F有機材料講義室 |
南講義棟 | S011講義室 |
西4号館 | 2F応化実験室 |
石川台1号館 | 1F談話ホール、3F・5Fリフレッシュルーム |
石川台3号館 | 1Fエントランスホール、2F・3F・4F・5Fリフレッシュルーム |
1Fコンピュータ室、2F創造工房 | |
1F学生室、石川台3−107, 203, 310講義室 | |
石川台6号館 | 1Fエントランスホール、3F技術開発室、3F製図室、 |
緑ヶ丘1号館 | 1F・2F学生室、2F建築学製図室、2F土木工学製図室 |
緑ヶ丘3号館 | 3Fリフレッシュルーム |
緑ヶ丘5号館 | 1Fエントランスホール、1F会議室 |
すずかけ台キャンパス | |
大学会館 | 1Fレストラン、2Fカフェテリア、2F集会室、2F応接室、 |
3F多目的ホール、4Fラウンジ | |
総合研究館 | 1F研修室、1Fロビー、4Fサーバ室 |
大学院図書館 | 1F情報ネットワーク演習室、2F・3Fアメニティエリア |
B棟 | 1Fエントランスホール、1F自販機コーナー、2F学生ホール |
B120, B121, B122講義室 | |
S2棟 | 旧棟1F−7F、新棟1F−7F |
平成17年6月15日現在
本件連絡先:学術国際情報センター 飯田勝吉