SuperCon'95 本選結果 1.結果要約 順位 チーム名 ポイント 時間 学校名 1 manmaru 160 4.73 sec 六甲高等学校 2 duckbill 160 6.94 sec 桐朋高等学校 3 depend 140 time out 東工大附属工業高等学校 4 kawagoe 110 time out 川越高等学校 5 slowdown 100 time out 航空工業高等専門学校 6 apcc 90 time out 麻布高等学校 7 sakugami 60 time out 東工大附属工業高等学校 7 nada-b 60 time out 灘高等学校 9 asahi 25 time out 岡山朝日高等学校 10 nada-a 10 time out 灘高等学校 10 nada-c 10 time out 灘高等学校 審査方法について 各プログラムごとをオプションなしでコンパイルし,オブジェクトコードを用意 した.それを s5.c, s10.c, s.c の順で審査問題に対して走らせ, 実時間で 10 分経過したところで time out とした.満点の場合には,終了までの実時間の速 い方を上位とした.なお,実時間の測り方の都合上,time out の時間に多少の 誤差があるが,今回の順位決定には,影響がないものと判断した. また,プログラムによっては,指定通りの出力をしなかったものもあったが,今 回は,なるべく好意的に解釈する,という方針で得点を計算した. 2.各チームの実行結果と寸評 (1) チーム manmaru 六甲高等学校(池辺 貞郎,梅津 高朗) Program 実時間 使用 CPU 数 Name sec (平均) 正解数(ポイント) ======== ======== =========== ================== s5 0.3877 1.0 10 (10) s10 1.9382 7.2 10 (50) s 2.4008 6.5 10 (100) ================================================= total 4.7267 30 (160) (寸評) とにかく速い!参りましたの一言につきる.詳しくは,本選結果解説, ならびに優勝チームプログラム参照. (2) チーム duckbill 桐朋高等学校(木内 哲平,山本 修司,洞口 輝和) Program 実時間 使用 CPU 数 Name sec (平均) 正解数(ポイント) ======== ======== =========== ================== s5 0.5241 3.0 10 (10) s10 3.2335 8.7 10 (50) s 3.1805 8.7 10 (100) ================================================= total 6.9391 30 (160) (寸評) これも速い!参りました!基本的な考え方は manmaru とほぼ同じ.た だし,manmaru に比べ,表探索に時間がかかってしまったのが敗因. (3) チーム depend 東工大附属工業高等学校(川口 歩,山本 悟,真中 康幸) Program 実時間 使用 CPU 数 Name sec (平均) 正解数(ポイント) ======== ======== =========== ================== s5 1.9012 5.0 10 (10) s10 40.5023 6.3 10 (50) s 557.5978 4.8 8 (80) ================================================= total time out 28 (140) (寸評) 着実に答えをプログラム.見ていて好感が持てた.本選結果解説でも 述べたが,おもしろい探索方法をとっていて,なぜこれが他の方法よ り速いのかは不明. (4) チーム kawagoe 川越高等学校(戸塚 崇夫,小塚 宣秀,片桐 貴志) Program 実時間 使用 CPU 数 Name sec (平均) 正解数(ポイント) ======== ======== =========== ================== s5 0.0502 2.0 10 (10) s10 13.6981 8.9 10 (50) s 586.2239 8.8 5 (50) ================================================= total time out 25 (110) (寸評) やさしい問題は確実に解いている.ジャンルCでは,石の数を推定し て探索する手法を取ったのだが,この戦法が裏目に出てしまったよう だ. (5) チーム slowdown 航空工業高等専門学校(内海 聡,海老原 啓弘,西海持 雅隆) Program 実時間 使用 CPU 数 Name sec (平均) 正解数(ポイント) ======== ======== =========== ================== s5 0.9546 7.0 10 (10) s10 125.0165 8.9 10 (50) s 474.0350 8.9 4 (40) ================================================= total time out 24 (100) (寸評) これもやさしい問題は確実に解いている.ジャンルBもノージャンル 型探索でやったようだが,ジャンルBにはあまり合わなかったようだ. ここでの時間ロスが kawagoe に対する敗因になったのではないだろ うか? (6) チーム apcc 麻布高等学校(石川 央,浅川 直樹,千葉 史哉) Program 実時間 使用 CPU 数 Name sec (平均) 正解数(ポイント) ======== ======== =========== ================== s5 1.6537 8.9 0 (0) s10 6.5573 9.0 10 (50) s 591.8163 1.0 4 (40) ================================================= total time out 14 (90) (寸評) ジャンルBは 3 位以下ではダントツに速い.ジャンルAのプログラム にはバグがあったようで,ここでの取りこぼしが痛かった. (7) チーム sakugami 東工大附属工業高等学校(松田 望,中島 進也,谷口 敦美) Program 実時間 使用 CPU 数 Name sec (平均) 正解数(ポイント) ======== ======== =========== ================== s5 0.4756 8.0 10 (10) s10 342.3863 9.0 10 (50) s 257.1370 9.0 0 (0) ================================================= total time out 20 (60) (寸評) ジャンルCでは,全数探索を,ほぼそのまま実行している.これでは ちょっときつい.もう一歩工夫が欲しかった. (7) チーム nada-b 灘高等学校(下村 哲人,辻河 亨,山本 直樹) Program 実時間 使用 CPU 数 Name sec (平均) 正解数(ポイント) ======== ======== =========== ================== s5 ? ? 10 (10) s10 ? ? 10 (50) s ? ? 0 (0) ================================================= total time out 20 (60) 注)s 実行時に無限ループに入り,計測用プログラムも壊して しまったため時間測定不可能となったため,15 分走らせ て time out とした. (寸評) 解を得るには至ってないが,各問いに対し CPU の数だけのバックトラ ック探索を行なう.その点は工夫がみられるが,あとは完全に手続き 的な方法で,仮に結果を出せるとしても,指定された時間内に答を出 すことは不可能. (9) チーム asahi 岡山朝日高等学校(井口 圭一,伊賀 大佑,仲田 明史) Program 実時間 使用 CPU 数 Name sec (平均) 正解数(ポイント) ======== ======== =========== ================== s5 2.3679 1.0 10 (10) s10 420.2518 7.0 3 (15) s 177.3841 8.9 0 (0) ================================================= total time out 13 (25) (寸評) 素朴なレベルでみたら,asahi のアイデアも他のチ−ムと変わりない. ただ,並列化やベクトル化が活かせなかったのが痛かった. (10) チーム nada-a 灘高等学校(福林 一平,山田 智之,福原 宣人) Program 実時間 使用 CPU 数 Name sec (平均) 正解数(ポイント) ======== ======== =========== ================== s5 0.4426 1.0 10 (10) s10 1.4489 1.0 0 (0) s 1.6028 1.0 0 (0) ================================================= total 3.4943 10 (10) (寸評) 解を得るまでには至っていないが,全数探索をし,失敗したらしたら, その先の探索をやめることをスタック操作で記述している.超高速の スタックマシンがあれば別であるが,スパコン上では,超低速になる のは目にみえている. (10) チーム nada-c 灘高等学校(高田 有時,高田 正法,立川 裕二) Program 実時間 使用 CPU 数 Name sec (平均) 正解数(ポイント) ======== ======== =========== ================== s5 ? ? 10 (10) s10 ? ? 0 (0) s ? ? 0 (0) ================================================= total time out 10 (10) 注)s 実行時に無限ループに入り,計測用プログラムも壊して しまったため時間測定不可能となったため,15 分走らせ て time out とした. (寸評) プログラム自身未完成.ちょっと時間が足りなかったのか?秋葉原の 誘惑に負けてしまったのか? (12) 参考:出題責任者によるプログラム Program 実時間 使用 CPU 数 Name sec (平均) 正解数(ポイント) ======== ======== =========== ================== s5 1.0461 7.0 10 (10) s10 3.1243 8.9 10 (50) s time out ? 4 (40) ================================================= total time out 24 (100) (寸評) ジャンルBがある程度速く解けたのもあって,ジャンルCも石の数を 推定して探索する手法を取ったのが,失敗の元.要するに,いろいろ な手法を試してみる,という意気込みに欠けたのが一番の敗因.どう もお粗末様でした!