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平成26年度シンポジウム開催報告

先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業
『みんなのスパコン』TSUBAMEによる日本再生
東京工業大学 TSUBAME 産業利用シンポジウム
 

開催日時:平成26年10月17日(金) 13:30~17:00
開催場所:東京工業大学蔵前会館A館1階 くらまえホール
主催:東京工業大学学術国際情報センター

 

シンポジウム報告 プログラム

シンポジウム開催報告

  平成26年度の産業利用シンポジウムをTokyo Tech Front蔵前会館A館1階 くらまえホールで開催した。

 東京工業大学 学術国際情報センターでは文部科学省 先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業として、『みんなのスパコン』TSUBAMEによる日本再生 を実施し、本学のスーパーコンピュータTSUBAME2.5 を産業利用に提供している。TSUBAME産業利用シンポジウムでは、TSUBAME2.5 の産業利用への今後の見通し、平成25年度に実施された課題から2件の口頭発表と13件のポスターによる成果報告がなされた。

シンポジウムには133名の参加がありほぼ満席となった。学術国際情報センター 共同利用推進室 佐々木の司会にてシンポジウムは進められ、冒頭、東京工業大学 大谷理事・副学長より開会の挨拶があり、文部科学省 科学技術・学術政策局 研究開発基盤課長 渡辺様よりご挨拶をいただいた。学術国際情報センター 副センター長 青木教授からは「TSUBAME共同利用の最近の成果」と題し、昨今の産業利用に供するスパコンの動向と、HPCIなどTSUBAMEの学術利用における最近の成果の紹介があった。
 利用成果報告としては平成25年度実施課題のうち戦略分野「シミュレーションによるナノ材料・加工・デバイス開発」から、株式会社豊田自動織機 撰様より「企業の材料開発における計算化学の活用促進」について、戦略分野「アクセラレータ利用技術の推進」から、株式会社構造計画研究所 正月様より「大規模地震における強震動評価と屋内収容物の被害評価」の2件の口頭発表があった。また、平成25年度までに利用が終了したトライアルユース課題および有償利用課題から13件のポスター発表が行われた。ポスター発表では各ポスターの前で終始議論が継続する等、非常に活況な交流が行われた。ポスター発表終了後、佐々木から「平成26年度TSUBAME産業利用状況報告」があり、最後に学術国際情報センター センター長 佐伯教授より総括と閉会の挨拶がなされた。
 TSUBAME利用者との意見交換やTSUBAME2.5 についての情報収集を行うことができ、参加者からは利用課題の成果や実情を知ることができて良かったという意見が多数あり、複数の参加者からトライアルユースのみならず有償利用を検討したいという声があった。TSUBAMEの産業利用を進めるに当たり、非常に有意義なシンポジウムであった。
 シンポジウム終了後は、 TSUBAME2.5 の見学会も行われ、71名の参加者があった。

会場模様
 
開会挨拶
 大谷 清 (東京工業大学 理事・副学長 (財務・広報担当))
 
来賓挨拶
渡辺 その子 様 (文部科学省 科学技術・学術政策局 研究開発基盤課長)

 
「TSUBAME共同利用の最近の成果」
青木 尊之(学術国際情報センター 副センター長)

 
採択企業からの報告1
「企業の材料開発における計算化学の活用促進」 
撰 幹士 様 (株式会社 豊田自動織機 共和工場)

 
採択企業からの報告2
「大規模地震における強震動評価と屋内収容物の被害評価」
正月 俊行 様 (株式会社 構造計画研究所 建築構造工学部)

 
ポスターセッションの模様

 
 
平成26年度TSUBAME産業利用状況報告
佐々木 淳 (学術国際情報センター 共同利用推進室)

 
閉会挨拶
 佐伯 元司 (学術国際情報センター センター長)
 
TSUBAME2.5見学会の様子
 

 


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